最近パソコンの調子が悪い。デザインや性能が古くなってきたので、そろそろ買い替えたい。でも、買い替えたいと漠然と思うだけで、実際何を買っていいのかがわからない!そんな方々の悩みを少しでも解消するべく、簡単解決パソコン買い替え工房を立ち上げました。家電量販店の店頭で、店員に進められるままに不必要に高価なパソコンや、欲しい機能が付いていない物を売りつけられてしまって、後悔するような事がないよう、ここである程度の予備知識を持ってからPCを買い替えましょう。お勧めPC紹介もあるので、通販で簡単に購入もできます。

 

 

 

メーカー CPU 内容説明
INTEL Pentium4

INTEL社がPC向けに開発・製造する現主力CPU。X86系の流れを継承しつつ、現在まで順調に高性能化を図っている。

ちなみにPentiumは2000年から4のままだが、単純にクロック数が上がり続けていたばかりではなく、コアと呼ばれる中心設計自体が見直され続け、初期のものと比べるとまったく別物と言っても過言ではない。さらにコアにはステップと呼ばれるマイナーアップもある為、一概にPetium4という名前とクロック数だけでは、もはや正確な商品識別がしづらい。

コア更新のたびに、マルチメディア拡張命令であるSEEが追加されたり、メインメモリとの伝達路であるFSBが広くなったり等の改良、改善が行われている。

ただし、最新コアが一番優秀であるとは限らない。最新のコアであるPrescottコアの評価は一長一短であり、掘り下げが深くなった事による処理の伸び悩みや、倍増した消費電力、高い発熱などが敬遠され、今でも旧コアの商品が売れたりする。

傾向としては、実クロックが高い事とSEE3などの機能を生かし、エンコード作業などが得意。

CPU表示の見方
例:Pentium4 560J ( 3.6Ghz L2キャッシュ1M FSB800MHz Prescott)

Pentium4:商品名 ・560:プロセッサーナンバー ・J:NX bit ・3.6Ghz:実動作クロック ・L2キャッシュ1M:2次キャッシュの搭載量 ・FSB800Mhz:FSBの動作周波数 ・Prescott:コアの名称

・Pentium4は、現在コアやパッケージの違いで覚えきれない程種類が混在する。特に要注意なのが、LGA775とPGA478という二種類が存在している事だ。この二つはピンの数からして違っていて、同じマザーボードには搭載できない。PGA478から徐々に次世代の規格であるLGA775に移行しつつあるが、LGA775には最新の規格が満載な為に、ゼロから導入するには、少々コストが割高。それはこのシステムを搭載するPC本体にもコスト的に跳ね返ってくる。

ノースウッドとプレスコットという二種類のコアが存在する。最新コアであるプレスコットは1Mの2次キャッシュを積んでいて一見有利に見えるが、結局アクセス時のウエイトが増加している為に、思ったほど二つに差がない。しかし、SEE3を採用しているので、対応したソフトの処理は格段に高速。

メーカー CPU 内容説明
INTEL Celeron

Pentium4の下位に当たる製品。Pentium4からHT(ハイパースレッディング)を除いたり、2次キャッシュ量を減らしたりして、性能を抑制したもの。その分、値段は非常にリーズナブルで、よく低価格パソコンなどに利用されている事が多い。

Pentium4ほどのマシンパワーは必要ないから、もっと安くPCが欲しい人などにはお勧めのCPU。

最近、Pentium4同様にクロックによる性能表記を止め、CerelonDに名称変更を遂げて、プロセッサーナンバーを採用した。

たとえクロック数がPentium4と同等であっても、性能の差は比べものにならない。バリュー向け商品。コストパフォーマンスは抜群。

CPU表示の見方
例:Celeron 325 J (2.53Ghz L2キャッシュ256KB FSB533Mhz Prescott)

・Pentium4と同じ

INTEL PentiumM

本来は、ノートパソコンなどのモバイル向けに開発されたCPUだが、あまりの性能の良さにデスクトップで使う人が増えつつある。

動作クロックは、Pentium4の半分程度にもかかわらず、その性能は折り紙付き。しかも、消費電力や発熱量もかなり低い為、電気代などが安く常時起動などをしているマシンには向いている。

だが、もともとデスクトップ向けではないため、FSBなどが低く、HT(ハイパースレッディング)などに対応していないため、マルチタスクやエンコードなどには弱い。

静音向けPCの本命と言えるが、対応マザーボードなどが少なく、少々マニアックな為に価格も高く付きやすい。

 

 

 

 

 

メーカー CPU 内容説明
AMD Athlon64

AMD社が送り出したXPの後継CPU。XP以来のモデルナンバーも継承しているが、同クロック比でも、XPより格上。

現在のウィンチェスターコアからデュアルメモリ対応になり、さらに性能が伸びた。またPentium4と比較し、低電圧低発熱であるところも人気。

本来マザーボード側で行っていたメモリコントールをCPUが直接管理する仕組みになった為、無駄が減り大幅に高速化を果たしている。

またなんと言っても特筆すべきが32bit互換の64bitCPUであること。しかし、対応するOSすら出遅れた事などを考えると、少々時代を先走りすぎた感は否めないが、それを除いても非常に優秀なCPU。対応OSのリリースも間近に控え、新の実力を未だに隠し持っている。

また、Cool'n'Quietを搭載し、負荷に応じて自動的にCPUのクロックを可変化でき、無駄な発熱の抑制と消費電力のカットを実現している。さらにメモリ保護機能「NX」を実装し、対応OSと組み合わせる事により、ハードウェアレベルでウイルスなどを大幅に食い止める事ができる。

傾向としては、3D処理が得意。実クロックが低いので、Pentium4などと比べるとエンコードがやや苦手。ゲーマーにオススメ。

VenisコアからSEE3に対応。

CPU表示の見方
例:Athlon64 3500+ ( 2.2GHz 2次キャッシュ512KB FSB1Ghz Winchester)

Athlon64:商品名 ・3500+:モデルナンバー ・2.2Ghz:実動作クロック ・L2キャッシュ512k:2次キャッシュの搭載量 ・FSB1Ghz:FSBの動作周波数 ・Winchester:コアの名称

・3500+などのモデルナンバー表記は、実クロックに対し大幅に高い数字だが、これはインテル社のPentium4が実クロック表記をしていた時代に、その実クロックを意識して表した指標であり、Pentium4の実クロックと同等以上の性能を持っている事を表している。(Pentium4 3.2Ghz=Athlon64 3200+)

しかし、Pentium4が実クロック表記を止めて独自のプロセッサーナンバーを採用してしまった今では、今ひとつ適確な表現ではないのかもしれない。クロックを高める事により高性能化を果たしてきたPentium自体がそれを捨てた事により、高クロック=性能の関係はすでに崩れたのかもしれない。

メーカー CPU 内容説明
AMD

AhtlonXP

Duron

XPは、64が登場するまで主力を担ってきたCPUだが、登場以降バリュー向けの位置づけになり、その後、Senpronの登場と共にその役目を終えた。未だに巷に相当数出回ってはいるが、製造中止が決まっているため、そのうち姿を消す運命。

Duronは、XPが主力の位置づけであった時代に、INTELのバリュー向けCPUであるCereronの対抗馬だったCPU。だが、XPがワンランクダウンすると共に、その存在は姿を消した。

今現在は、発展途上国向けなどに出回っているらしい。非常にリーズナブルなCPUだった。

 

CPU表示の見方

・XPの3000+などと64の3000+は似て比なる者、64の方が圧倒的に高性能。

AMD Senpron

バリュー向けに登場したCPU。しかし、その中身はThoroughbredコアとBartonコアのAthlonXP。CerelonDの対抗馬。格安PCに広く採用されている。

CPU表示の見方
 

 

 

 

 
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