皆さんはショップブランドパソコンをご存じでしょうか？ショップブランドＰＣとは、パソコンのパーツなどを販売しているショップが独自に販売しているPCを指します。ショップの店員や関係者が組み立て受注販売するタイプと、工場で生産するものとがあります。

大手メーカーとは違い、自作パソコンの為に流通している汎用品のパーツをメインに用いることにより、コストを大幅に削減し、格安に販売する事ができます。また、余分なソフト類を省いている事が多く、その分のコスト削減も販売価格に反映されます。

 

１，汎用品パーツの使用とアフターケア

大手メーカーと比較すると、安さばかりが目立ちがちで心配される方が居るかも知れませんが、名前の通ったちゃんとしたショップで購入すれば、サポートも含め全く心配はありません。大手工場でもくもくと組み立て作業をする、作業員やアルバイト、マニュアルしか見ていないサポートセンターの人よりも、ＰＣショップの店員さんの方が、遥かにＰＣに詳しいので逆に安心かも。また、パーツは汎用品を使用している事が多いために、万が一故障などを起こしても、販売されているパーツ単位で交換可能で比較的安く上がりやすいです。

大手メーカー製のＰＣを使用していた私の知り合いは、故障したＰＣの修理見積もりをメーカーに依頼し出したところ、４万円かかると言われたそうです。新品買えちゃうよね＾＾；その際、私の判断で故障の原因と思われるＨＤＤを交換したところあっさり直ってしまいました。今付いている容量の３倍のＨＤＤと、ついでに５１２ＭＢのメモリを増設しても、２万円でおつりがくる安さ。

今回は、汎用パーツを使用していた部分だからこのような交換が簡単に行えましたが、メーカーはマザーボードから独自の設計で行っている事が多いので、そういった部分の故障があったらまずお手上げ状態。

ブランドＰＣなら自分での交換も簡単ですし、その知識がなければショップさんへ修理を依頼してもＯＫ　大手メーカーに比べ比較的安く直して貰えます。保証も充実しているショップさんも多いので大手と変わらず安心できます。

２、低価格

購入者の一番の関心事項は、販売価格でしょう。では、一例を見ながらなぜ低価格が実現できるのかを見ていきましょう。

例：ＳＯＮＹ　VAIO VGC-RA52

大手家電量販店で￥１９９,８００で販売されている商品です。液晶ディスプレイは別売りです。

• OFFICE：なし

これらとほぼ同等のスペックのものを、ショップ大手であるツクモ電機のショップブランドＰＣのＢＴＯで見積もり算出してみると、￥１６２,５００程度で購入できます。（この価格での購入を保証するものではありません）しかも、上記商品はDDRメモリですが、ツクモ電機の方はＤＤＲ�Uでです！

同等性能やそれ以上でありながら、この３万円以上の差はなんなんでしょう？

その主たるものは、ブランド力の違いと受注生産、それにソフトの有無です。

たぶんＰＣにまったく無知な人達に、ＳＯＮＹ製を初めとする有名メーカーの商品と、ツクモなどを初めとするショップブランドのＰＣどっちを買いますか？と聞いたら、ほとんどの人は有名メーカーの名をあげるでしょう。それがブランド力というものです。たとえ同じ商品でも、認知度の違いでまったく売れ行きが変わってきます。

良い例は、ＯＥＭメーカーなどがそれに当たるでしょう。大手メーカーでも、●●電子などで製造した製品にシール一枚貼り付けて、自社製品として出していることなど多々あることです。

同じものでも、大手の名前を付ける事で付加価値を得る事ができる。そのブランドに対する手数料というものが上乗せされているということです。

さらに在庫を抱えない事が大手よりも安くできる理由です。次のコーナーで紹介するＢＴＯなどを利用することにより、予め余分な在庫を抱える事がなく、受注を得てから組み立てるので、在庫を抱えるリスクと管理費用が少ない分、価格に反映できます。

そして、もっとも価格に影響する部分といえば、付属ソフトの有無でしょう。大手メーカーのＰＣを使ったことがある人には分かると思いますが、予めこれでもかと言うほど多彩なソフトウェアがわんさか導入されています。方やショップブランドＰＣには、必要最低限のソフトしか付属されていません。多彩なソフトのバンドルは大手の売りでもありますが、実はこれが厄介者でもあります。

多彩なソフトは膨大なデータの塊であり、常にＨＤＤの容量を圧迫し続けるし、常駐ソフトなどはメインメモリ量を消費し、起動や動作の低下を引き起こします。

それら一つ一つを使うのならそれもいいですが、たとえば成人男性に、子供向けゲームや家計簿ソフト、電車に乗らないのに時刻表ソフに、絵文字ソフトなどなど・・・・・・。使わないですよね＾＾；

万が一使うときには、使いたいソフトを導入した方が現実的でありまた経済的です。ショップブランドＰＣでは、それらの余計とも言えるソフトを省く分大幅に価格をカットする事ができます。

それでも、書き込みＤＶＤがついていればＤＶＤを編集するソフト程度はついているので、通常の使用にまったく問題はありません。

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パソコンの販売台数世界一位の直販メーカーＤＥＬＬ社が、採用して成功を収めた受注生産方式。これにより、他のメーカー・ショップなどでもＢＴＯを採用するところが急速に増えてきました。まさに現在のトレンドと言えます。

大手メーカーのＰＣ販売台数が軒並み伸び悩んでるのに比べて、ＢＴＯを採用した販売方式は順調に伸びています。

ＢＴＯには、メーカーが無用な在庫を抱えずに済む販売側のメリット以外にも、購入者側にもちゃんとしたメリットが用意されています。

まず、先に挙げたように無用な在庫負担がないために、また直販ならではの利点として、販売店などの中間マージンを省けるために、格安にて購入が可能と言うことです。

さらにＢＴＯの最大の特徴として、組み合わせ自由なオリジナルパソコンが注文出来ることです。用意された数十種類に及ぶ多彩なパーツの中から、自分の予算と好みに合わせて、好きなようにカスタマイズができます。パソコンのどの機能に比重を置き、どの機能を省略するのか。限られた予算を有効に活かせる素晴らしいシステムです。

量販店で扱っている組み立て済みのメーカーＰＣには真似できない最大限の利点です。

買い替えプランなどを参考に、自分が欲しい機能に重点を置いた、自分だけのオリジナルＰＣを手に入れましょう＾＾

ＢＴＯの対応もＯＫな、おすすめオンラインショップは、次の章である、『パソコンオンラインショップ』をご覧下さい。安心な大手メーカーから、親切丁寧な秋葉原のショップまで、よりどりみどりです。

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