● 大型液晶ディスプレイ!2006年!

液晶ディスプレイの低価格化が一段と顕著になり、パソコン用ディスプレイ分野ではCRTから確実にその座を奪った。さらには今年に入り、主力サイズは17インチから19インチ以上の大型ディスプレイへと移り、夢のまた夢だった大型液晶ディスプレイが比較的手軽に購入できるようになった。

だが実際購入するにあたり、何を基準に選んで良いのかわらからない方がまだ大勢いるはずだ。そこでここでは後悔しない液晶ディスプレイの選び方についてご紹介していきたいと思う。知ってて当たり前!知らなきゃ大損の知識を出来るだけわかりやすくお伝えする。

 
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最低限押さえて起きたい知識

 
大きさの表記

晶ディスプレイでは、17インチや19インチなどの表記を用いて画面の大きさを表していますが、実際に見てみないとなかなか大きさを把握しづらい。液晶画面を対角線状に結んだ長さを表している。ちなみに、CRTブラウン管ディスプレイでは、構造上フレームに囲まれている部分も大きさに含まれてしまうので、実際には同じインチ表記でも、液晶の方が画面は大きい。 15インチ液晶ディスプレは、CRTに換算すると17インチ相当の画面サイズを持つ。現状、CRTを使用している人や、それから買い換えを検討している人は、ある程度の目安として覚えておくとよい。つまり現在の主流である17〜19インチはCRTに換算すると非常に広い画面サイズといえる。

2006年現在、生産シフトは完全に19インチに移行しており、17インチよりもメーカーとしては主力的な扱いである。またそれ以上の大型サイズに人気が集中している。

消費電力

晶ディスプレイは、CRTディスプレイと比べ、非常に消費電力が少ない。CRTを使用している場合、PCの電気代の約半分以上はディスプレイと言っても過言ではなく、17インチディスプレイを一ヶ月間起動させっぱなしにしておくと、約1,400円かかると言われている。それに比べ、液晶ディスプレイは19インチサイズでも低電力であり、約半分から三分の一程度の電気代で済む。一日の起動時間が長ければ長い人ほど、液晶に乗り換える事が経済的と言える。

最大画素数

る意味一番重要かもしれない部分。初心者がよく勘違いしがちなところでもあるが、どんなに液晶画面が大きくなったとしても、この最大画素数が上がらなければ、単純に虫眼鏡で画面を拡大して見ているに過ぎないと言うこと。もっとわかりやすく言えば、たとえ50インチのテレビを買ったとしても、表示される内容は14インチの小さなテレビと代わりないということ。単純に大画面な分大きく見えているに過ぎない。

ジカメなどの普及により耳慣れた言葉になりつつある画素数とは、ドットの集約数を表す、 一般的な画素数として1024×768という設定があるが、これはドットという点がその数だけ集まり形成されている事を表す。つまり、その数値が上がればより木目の細かくそれでいてより大量の情報を一画面に一度に表示できることになる。

クセルなどを利用する人には一番わかりやすいと思うが、最大画素数が高いほど一度に表示できるマス目が増え、スクロールする手間も省け作業効率が大幅に上がる。

VGA Video Graphics Array 640×480
SVGA Super Video Graphics Array 800×600
XGA eXtended Graphics Array 1,024×768
SXGA Super eXtended Graphics Array 1,280×1,024
UXGA Ultra eXtended Graphics Array 1,600×1,200
QXGA Quad eXtended Graphics Array 2,048×1,536

19インチのディスプレイでは、SXGAが主流。17インチでもSXGAで表示することは可能であるが、文字のサイズなどが異なるため、長時間の作業での疲労感は違ってくる。また15インチのXGAに比べると格段に表示できる幅が広くおよそ1.7倍の情報を一度に表示できる。

また最近では、フルハイビジョン表示も可能な1920×1200ドットのWideUXGA や 、主に一部のノートPCで採用されている1400×1050ドットSXGA+、WideSXGAなどが存在します。アスペクト比が4:3ではなく、16:10などに設計されているのが特徴で通常の作業で同一画面上で資料を横にならべながら作業するなどといった場合や、DVDやゲームなどでその威力を発揮する。

メーカー公式情報

れをすべて鵜呑みにして買ってしまうのは禁物。安物買いの銭失いや、値段に見合わない、もしくは自分の使用用途には合わないようなものを買ってしまい、後悔しなねない。

メーカーとしては当然不利になりうる情報をわざわざ消費者に提供するわけもない。別段隠しているわけではないだろうが、自ら進んで技術開示をしているメーカーは少ない。

● 画素ピッチ

素同士の間隔を表しているが、一定以上の数値を持てばそれほど気にする必要性はない。数値が小さい方が良いとされる。

● 最大表示色

度に表示できる色の数。1677万色表示を表現できるフルカラーと、1619万色の疑似フルカラーが存在する。疑似の方は中間色を残像によってごまかして再現するため、再現性が低く色ムラやちらつきに繋がる。二つを比べると一目瞭然。デジカメの画像編集などの用途に使う場合は特に注意が必要だ。

● 最大輝度

面の明るさを表す輝度。単位はcd/m2(カンデラ/平方メートル) この値が高い方が、暗い部分の表現でもより鮮明に見える。

● コントラスト比

るい部分と暗い部分の比を表すもので、値が大きくなるとクッキリとした映像を表現することができる。DVD鑑賞やゲームなどの使用用途でこの部分を重要視する人もいるが、これは部屋を暗くしたりする場合に際だつものであり、通常の部屋の明るさ程度ではさほど影響しないのが実情。また、数値が高すぎると目が疲れやすい。プラズマテレビなんかでは注目される部分だが、PC用の液晶ならほどほどあれば問題ないはず。

● 視野角

れは後から出てくるパネルの種類により非常に顕著な違いが現れる。正面から液晶をみた場合には、ほとんどは色ムラなく見ることができるが、この視野角が狭い場合、ほんの少しでも正面からずれると色ムラが画面サイドや角にでてしまい、非常に見づらい。

近の格安ディスプレに使用されている事が多いTNパネルは視野角が極端に狭く、PVAやIPSパネルは視野角が非常に広い。

● 応答速度

近メーカーがこぞって高速化を図り、液晶のPRポイントとしている部分。映像信号がきてからは実際に液晶画面に反映されるまでの速度を表すものであり、これが遅いと映画やゲームの動きの速い映像を表現する場合に残像感が残ってしまう。

かし、この表記には致命的な欠点ともいえる問題があり、知識に乏しいユーザーがこの文句にだまされて買ってしまい後悔するパターンが多々あり、業界としても改善しようという動きもある。

れについてもパネルの紹介の部分で詳しく紹介するが、雑誌やメーカー、店頭などで店員がこの部分をセールスポイントとするのはいかがなものかと個人的には思う部分である。

メーカー非公式情報

の液晶ディスプレが使用している液晶パネルの種類。液晶を買う上で大変重要であり、一番知っておきたい部分+購入の決め手ともいえる。しかし、残念ながら使用パネルを公に歌うメーカー及び機種は少ない。

それぞれのパネルには特徴があり、一長一短であり、その特徴を知っておけば、たとえパネルの種類が公になっていなくとも、推測することは可能である。

● TN方式 造的な仕組みはここではふれないが、高速を売りにする機種の大半はこの形式のパネルを採用している。製造コストが安いため、値段先行型の液晶もほとんどこれ。他の方式と比べ応答速度が大変早いのが特徴。ゆえにメーカーはこれに改良を加えて応答速度の早さを売りにしているが、これは大変大きな誤りであり、正直まったく当てにならない数値と言える。

ーカーのHPやパンフレットなどを見ると注意書きのように小さく書いてある事が多いが、これはあくまで黒→白→黒を表す時の速度を示したものであり、実際の動画やゲームなどでは、中間色の切り替えなどの場合に大きく速度低下が見られるため、ずば抜けて残像が残らないといういこともない。平均すれば中間色の落ち込みが少ないIPSなどと体感するほどの差はない。

T
Nパネルの最大の欠点は、その視野角の狭さ。これは致命的とも言える。正面以外からの狭さは他のパネルと比較することもできず、色ムラが起こる。デジカメやデザイン系の用途に使用するにはまずおすすめできない。 ネットサーフィン程度の使用で、できるだけ安く大画面を購入したい時以外は、正直メリットはない。


た、光沢パネル(グレアパネル)を採用している事が多く、店頭などでは一見恐ろしく綺麗に見栄がちだが、家などに持って帰ると実際は写り込みが激しく、目が疲労しやすい。好みの分類ではあろうが、視野角の狭さを隠すための措置という見方も否定できない。比較的動画を重視するタイプのディスプレイにはこの光沢パネルが用いられている。
● VA方式 TN方式とISP方式の中間程度の特性を持つパネル。比較的お手頃な価格帯の製品に採用されている事が多い。このクラスになると、VAパネルを採用している事をある程度のステータスとしてとらえる事ができ、メーカーとしてそれを歌って販売するケースもある。

T
Nパネルに比べてそこそこ視野角が広く、色ムラが少ないことが特徴。ただし中間調においても応答速度が遅く、残像がでやすい傾向にある。またTNの比ではないが、横の角度からみると黄色っぽい色ムラがでる。 動画やゲーム等の動画の使用には向かないと言われている。

VAには開発メーカーによって独自の改良が加えられ、高コントラスト化や視野角向上を可能にした富士通のMVA方式や、サムソンのPVA方式などが広く普及している。
● IPS方式 野角が非常に広くたとえ真横から見たとしても色ムラもなく綺麗。また応答速度は遅い部類に入るが中間調での速度低下が他の方式に比べても悪くはなく、トータルバランス的には最良と思われる。ただし、他の方式と比べ価格が高く、コストダウンにより大量に売りさばく方式が主流な今、このパネルを採用する機種が少ないのも事実。
のクラスになると、IPSを採用していること自体が製品の売りとなり、積極的に採用をアピールしているメーカーも多い。
答速度の遅さが最大の弱点であり、これを払拭するため、日立がS-IPS方式を開発。今でも間違いなくこのパネルは最高級な部類に入る。また、サムスンもS-IPSパネルを製造しているが、日立と比べ若干ざらつき感、ギザギザ感があるとされる。しかし、通常の使用では、値段、性能のバランスなどトータル的な面では他より頭一つ飛び出ている。おすすめ。また、LG製もあるが、これはざらつき感はこの中でも一番感じるようであまり評判はよくない。
● OD VA方式

間速度の落ち込みを克服するために開発されたオーバードライブと呼ばれる技術を搭載したVA方式。このODを搭載した機種は、上記のパネルに比べ若干動画に強い傾向にある。が、ODは付加機能としての位置づけが強く、今は十万を超えるような一部の高級機にしか搭載されていない。
際に動画重視の場合は、液晶テレビを買うのが賢明かと・・・・・・。現状、どの液晶パネルでも、CRTには遠く及ばないので、乗り換えの際の違和感は多少感じる事になる。でも、私の場合もそうだが、すぐに慣れる。戸惑いや違和感を感じるのは最初の三日程度だろう。

加筆 2006-4月現在。グリーンハウスやIOデータ、それにベンクなどから続々とOD搭載機が発表・発売された。しかも今までにくらべかなりの安価。だがODの効果は別としても画質は今ひとつと言ったところらしい。

接続方法

晶の接続には、アナログ接続とデジタル接続があり、デジタルはアナログに比べ信号の劣化がない分、くっきり、はっきりとした表示ができる。格安モデルにはアナログ接続しかできないものが多く、デジタル接続もある場合は、ほとんどがアナログもついており、好きな方を選択できるようになっている。 アナログでも一定程度の品質はもちろん保っているが、19インチ以上の大画面液晶ではにじみが目立ちやすいためデジタルで接続することをおすすめする。

● ミニD-sub 15pin

一般的なアナログ接続で用いられる接続口。対応した液晶並びに本体側にこのジャックがないともちろん物理的に接続できない。

● DVIーD

デジタル接続の際に用いられる方式。デジタル接続するには液晶側及び本体側でこれに対応している必要性がある。万が一PC側で対応していない場合は、グラフィックカードの交換及び、オンボードの機能カット追加が必要。デジタル接続が可能なグラフィックカードは最近格安なものもあるので必要があれば購入してみてもいいだろう。デジタル対応の場合、このコネクタとミニD-sub 15pinの両方が着いている場合が多い。また変換アダプタによりデジタルからアナログに変換することが可能。

● DVI−I

アナログとデジタル接続の両方に互換性のある方式。

メーカーサポート

こは重要。海外メーカー及びその日本法人、国内メーカーなどでは、サポートの体制がかなり違う。もちろん、保証期間内の修理に関してはどこでもちゃんと対応してくれるが、メーカーよってさらなる付加価値が着く。たとえば、IOデータでは、故障した際ピックアップリペアと呼ばれるシステムを採用しており、宅配業者による自宅までの引き取り及び、修理の期間代理の商品を貸してくれるサービスがあり、故障の際のリスクがかなり低く押さえられる。もちろん往復の送料負担もない。

んな中でも飛び抜けているのが、国産メーカーでこの分野では非常に定評のあるナナオ。液晶のシリーズであるEIZOは、製品本体が五年もの長期間保証されるのにくわえ、通常どのメーカーでも一年しか保証しない消耗品であるバックライトについても三年もの間手厚く保証してくれる。また電話サポートなどの親切さ誠実さにも高い評価を受けていて、液晶といったらナナオ、ナナオ以外は液晶ではないとでも思っているナナオ信者も少なくない。

一方で海外のメーカーでは、送料は自己負担、代理商品の貸し出しがない場合も多く、故障した際に泣きっ面に蜂、思わぬ出費まで背負わされる羽目になりかねない。

自分の液晶は故障しないなどと思うのは間違いであり、一定の確率で初期不良なども必ず含まれている。そういった場合に、メーカーの姿勢が顕著に表れる。自分にとって必要なサービスをあらかじめ確認しておくことも大切。

た液晶には、製造上どうしてもドット抜けと呼ばれる常時点灯、もしくは無点灯な点が画面に現れる事がある。これは現在の技術ではどうしてもなくすことのできないもので、5個程度のドット抜けは交換や返品の対象にはならないのが現状である。

晶を長年使っている方、または詳しい方に聞けば、十中八九ナナオの液晶に否定的な発言をする人はいない。そればかりか、熱狂的なナナオファンが多いことで有名。ナナオが他のメーカーよりも値段が高いことは否定のできない事実だ。しかし、それは物作りへのこだわりを捨てないから。過剰なコスト削減による商品の廉価は一見購入するときの魅力だが、値段相応の物も少なからずある。そんな中、ナナオのEIZOシリーズは、一見時代と逆行しているように思えても、『本物』を望む人たちの心をつかんで離さない。

晶製品のメーカー三年保証を業界の先陣を切って実施。今ではなんと五年間の長期保証を実現。その中でも他社が液晶パネルとバックライトの保証を一年としているのに対し、ナナオはそれらも三年間ばっちりと保証している。本物の実力と安心したアフターサービス。販売店で中途半端な保証を付けるよりも安心確実、長く使える事は間違いない。
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ナオが送り出すスタンダードモデル。高品質VAパネルを採用。高い視野角を確保しているので、円弧に近い立体的な液晶角度を実現。眼にとって非常に優しいベストなポジションを手に入れれる事ができます。ナナオオリジナルの一通りの機能を持ち、お買い得な一台です。 にかく人気がある上級モデル。24インチワイドサイズでフルハイビジョン表示が可能。大画面液晶で作業効率は大幅アップ。資料を眺めつつ、ワードやエクセル、ブラウジングしながらDVD鑑賞などといった作業を同時表示可能。もちろんオーバードライブも搭載されている為、動画やゲームにも非常に強い。  

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